「静かに!って何度も言ってんのに…」
「何をずっと吠えてるんだ…」
犬が吠えるシーンは様々ですが、今日は理由がよく分からないけど吠えまくってしまうときの対処法をご紹介。
実は我が家のBBも、何に対してか一人で吠えているときがあります。
ですが、あることをするだけで静かになっちゃいますよ!
超簡単なので、いつも愛犬が吠えまくって困るという方は是非お試しあれ!
もくじ
とにかく運動させてみよう
心身へ充実した刺激を与えよう
めちゃくちゃシンプルじゃないですか?(笑)
絶対にやってみて欲しいのが、まず運動をさせるということ。
皆さん、毎日しっかりわんこのお散歩していますか?
「時間が無いからついつい近所一周で終了…」
「ちんたら歩いて運動になっていないかも…」
という状況になってしまっていませんか?
もし上記のようなお散歩をしてしまっているのなら、今日からでも明日からでももう少し長めの散歩に挑戦してみてください。
ただ、ゆっくりゆっくり歩くだけではダメです。
要は、犬に退屈させないことが重要。
「あれ、この道初めてだな…」
「なんかここ新しいにおいがするな…」
「歩いたり走ったり、今日の散歩は忙しいな…」
愛犬にそう思わすことが出来たら「勝ち」です。
単に歩くだけでは普通の散歩と変わりません。
散歩の中に走ったり遊んだり、やや激しめの運動をいれることがポイントです。
我が家の場合だと散歩は近所の河川敷を歩き、帰ってから家の前でボール遊びで猛ダッシュを繰り返すというパターンが多いです。
トータル大体30分~40分です。
これで愛犬には満足してもらっています。
なぜ運動で解決できるのか
余分なエネルギーを発散させるから
犬って本来、食っちゃ寝生活をする生き物だと思うんです。
年齢を重ねるほど、その傾向は強くなるはず。
でも若いときは体力が有り余っていますよね?
思いっきり体を動かしたり、においを嗅いで探索することは、犬の心身に適切な刺激を与えることになります。
それらが不足しているとどうでしょう。
やることもなく暇ですし、動きたくてウズウズしちゃって眠れやしない。
なんかむしゃくしゃするなぁ…となるはず。
ストレスが溜まるとイタズラもしやすくなります。
有り余るエネルギーを上手く発散させてあげないと、イタズラやしつこい無駄吠えにつながるというわけですね。
人間でも同じではないでしょうか?
沢山歩いたり走ったりした日って疲れますよね。
馴れない場所へ行ったときや、人混みの中で過ごした時も疲れると思います。
それと同じ体験をわんこにもさせてあげましょう、ということです。
吠える原因は様々
小型犬は神経質になりやすい
単純に運動不足で吠えるケースもあると思いますが、その他にも吠えてしまう要因は複数考えられます。
一般的に、小型犬は大型犬と比較して神経質な子が多いと言われています。
身体が小さい分色んなものが大きく見えて怖かったり、警戒心が強くなることが要因だそうです。
ということは、ストレスも溜まりやすいということではないでしょうか。
特にトイプードルは小型犬の中でも運動量が多い犬種ですよね。
しっかり運動をさせてあげなければ、神経質な部分が強く出てきてしまうかもしれません。
無視されがちな遺伝の問題
もう一つ考えられるのが遺伝の問題。
犬種としてよく吠える犬は確かに存在しますが、個々を見てもよく吠える子とそうではない子がいます。
多くの場合は「この犬は●●犬だから~なんだ」と一括りにされがちです。
でも実際はその子の親の影響を強く受けている可能性もあります。
同じ犬種でも一頭一頭性格が違うのは、その子の親や育った環境が違うからですよね。
吠える・吠えないも両親犬がそうであったかどうかは結構重要じゃないかと考えています。
吠えやすさも性格の一部だと思いますので、子犬選びの際には、両親犬の態度もしっかり見ておいた方が良さげです。
安易な無駄吠え防止グッズの購入は止めよう
大事なのは生理的欲求を満たすこと
「うるさくて困るから、何か対策グッズ買わなきゃ」
と思う気持ちも理解できます。
市場には無駄吠えを止めさせるありとあらゆる商品がいっぱい溢れています。
でもでも!
まずは今日ご紹介した「めっちゃ運動させる作戦」を実行してからにしませんか??
何故わけもなく吠え続けるのか。
すぐに人間には理解出来なくても、犬には明確な意図があるはず。
きっと「何かが満たされていない」から吠えるわけですよね。
ごはん?
睡眠?
運動?
コミュニケーション?
きっとこのうちのどれかが満たされていないからだと思います。
ごはんは皆さんちゃんと与えているだろうし、睡眠も人間がコントロールすることはあまりないと思う。
だったら運動かコミュニケーションのどちらかではないかな、と。
そして、それら2つを同時に満たすのが「散歩」です。
犬の基本的な生理的欲求を満たしてあげることが飼い主としての責務。
無駄吠えを止めさせるグッズを使用する前に、飼い主として満たしてあげることが出来ていない部分はないか、ちょっと考えてみましょう。
飼い主さんも、出来ればそうしたグッズは使いたくないはず。
おまけに、そしたグッズの効き目も一時的なものである可能性が高いです。
犬が慣れてしまえば効果が薄くなりますし、また同じことが繰り返される可能性があります。
であれば、もっと根本的な原因を探った方がお互いの未来のためになりますよ☆彡
賄賂(おやつ)は絶対止めよう
効果が超短い
「あーうるさい。もうおやつあげるから勘弁して…」
と、ついついおやつをあげちゃう方いらっしゃいませんか?笑
それをやってしまうと愛犬の思うツボです…。
第一、犬はおやつを簡単にペロッと食べますので、静かにしてくれるのはほんの一瞬。
だからと言って、毎回毎回大きなおやつをあげるのもどうかな、と思うはず。
おやつは何の解決にも繫がりませんので、賄賂を渡すのは止めましょう。
奴ら、一度賄賂を渡すとその後何回も要求してきますよ!!笑
無視することも時には重要
落ち着かせるための手段
「無視」は一般的にネガティブワードですよね。
可愛い愛犬を無視…というのは、飼い主にとっても辛いこと。
でもこれが必要な時もあります。
それが「極度に興奮しているとき」です。
遊びや散歩で刺激が強すぎると、余計に吠え方が酷くなることがあります。
うちのBBは散歩から帰ってきた後は必ず興奮状態になっていますね…。
そういうときに追加で激しい運動をさせると、ずーっと興奮状態になってしまう可能性があります。
結局吠えるのを止めてくれないし、犬にとってもストレスな状態です。
頭と心を鎮めるためにも、ある程度運動させたら一旦落ち着かせましょう。
無視しよう!というと短絡的なやり方に聞こえますが、具体的には徐々にボルテージを落としていく感じです。
走り回っていたならちょっと歩かせる。
身体を撫でて落ち着かせる。
ボールを投げる距離とスピードを落とす。
こうやって段々ゼロの状態に持っていきましょう。
ある程度静かになったら、無視してOKです。
最初は「もっともっとー!」と言ってくるかもしれませんが、身体を十分に動かせていたらそのうち寝始めます。
無視しても全然落ち着かない、吠えまくるという場合はちょっと近所をぐるっとしてみましょう。
今一つ運動が足りていなかったのかもしれません。
うちでもこれは良くあることです。
様子を見ながら徐々に落ち着かせていきましょう。
さいごに ー運動不足は問題行動の温床
いかがでしたでしょうか。
無駄吠えが激しくて困っている多くの人が、叱り方や抑え方を探すことで手一杯になっています。
ですが、それはあくまでも人間による一方的なコントロールに他なりません。
勿論、そういったテクニックが役に立つこともあると思います。
でもまずは犬が何を求めて吠えているのか、何にストレスを感じているのかを徹底的に考察しましょう。
トレーナーに相談したり、グッズを飼うのはそれからで遅くありません。
吠えているから吠えるのを止めさせる
というのは一見正しい対処のように思えますが、根本的な原因が解決されなければ「吠える」という行動が「いたずら」や「噛む」に変わってしまうかもしれません。
吠えるという行動は、あくまでも何かしら不満があってストレスを抱えているわんこの表現の一つに過ぎません。
まずは「これでもか!」というくらい運動をしましょう。
散歩は犬にとって超重要な要素です。
どうすれば心身共に満足させてあげられるのか、ぜひ考えていきましょう!!