トイプードルを飼うのに適したケージはどれかな?とお考えの飼い主様。
今日はトイプードルと暮らしている私が、ケージの選び方や良いなと思うケージをご紹介します。
我が家ではもうケージは使用しておらず、BBは一日フリーで過ごしています。
そこで今回は、ケージって本当に必要なの?どういう場面で使ったら良いの?ということにも触れていこうと思います。
もくじ
ケージ選びのポイント
十分な高さ
生後2,3ヶ月の頃はまだしも、大きくなるとトイプードルはかなりのジャンプ力で飛び跳ねるようになります。
これはBBとのご縁を下さったブリーダーさんにも言われたことなのですが、トイプードルは運動神経が良い分、いらずらなどでついつい頑張ってジャンプしてしまうらしいのです。
ですから、ケージを買うならある程度の高さがないと、トイプードルが「頑張ったら飛び越えられそうだぞ!」と思ってしまいかねません。
トイプードルは関節や骨を傷めやすい犬種なので、頻繁にジャンプをさせていると怪我にもつながります。
安物のケージは高さが不十分なことも多いので、広さだけではなく高さもしっかりチェックしておきましょう。
我が家はBBがまだ比較的小さいときにケージを撤去したので、ジャンプで飛び出すようなことはありませんでした。
しかし、先代犬ミニチュアダックスのらんは、あの胴長短足の姿で物凄い勢いでジャンプし、飛び越えるんじゃないかと心配でした。
ダックスですら若いとジャンプ力はあるので、それがトイプードルになったら案外簡単に飛び越えてしまいそうです。
安定性
愛犬が寄りかかったときにバタンと倒れてしまうようなチープなケージを買うのは危険です。
トイプードルは一応小型犬なので大型犬ほどの力はありませんが、何かの拍子にケージが崩れてしまうと愛犬が大怪我をする可能性があります。
ある程度有名で口コミ数もある製品を買うことにより、そうした残念な買い物の大半は避けられると思います。
高さがあると余計に不安定になりますので、どっしりしたものが良いですね。
地面との接触部分が広いものを選ぶようにしましょう。
数箇所だけ部品で留めるような製品もありますが、個人的にはおすすめしません。
掃除のしやすさ
せっかくおしゃれなケージを飼ってもお掃除が大変だと使う気が失せますよね・・・
ケージ中の状態によっては、一旦解体して掃除した方が良い場合もあります。
恐らくですがケージに入ってもらうということは、まだトイプードルのしつけの最中なのではないかと思います。
どうしても子犬はケージの中でトイレが上手く出来ずに汚してしまいがち。
一番飼い主にとって辛いのは、トイレシートを荒らされた上にフンなどをされていることですね。笑
そうなると、もうケージの中がめちゃくちゃです。
極端に組み立てに時間がかかったり、大きすぎて動かすことが難しいケージだと、清潔な状態を保つのが難しくなります。
掃除するのも嫌になっちゃいますよね。
構造上汚れが溜まりやすい部分があったり、取り外し不可能な部分が多いケージは要注意です。
ケージの構造や可能であれば重量なども調べて、使いやすいケージを探してみましょう。
買うとしたらコレ!
【アイリスオーヤマ】 コンビネーションサークル
- 幅141cm×高さ65cm
- 幅141×奥行65×高さ65cm
- 内寸サイズ(大きい方):幅82×奥行50cm
- 内寸サイズ(小さい方):幅36×奥行50cm
- 入口サイズ(大きい方):幅38cm×高さ49cm
- 入口サイズ(小さい方):幅36cm×49cm
※大きい方=広い方のサークル
小さい方=狭い方のサークル - Amazonベストセラー商品
- 広さはトイプードルのケージに丁度良し!
- トイレと寝床を分けられるので清潔!
後述しますが、ワンちゃんの中にはケージの中でトイレと寝床が隣接していると、トイレをしたがらない子がいます。
理由は、不衛生だから。
わんこってきれい好きらしいのです。
それなのに、ベッドの真横に自分の排せつ物があったら…
確かにそれは嫌ですよね。
ケージの中でも快適に過ごして欲しいと思っている方向けの製品です。
アイリスオーヤマはペット製品でも数々の良品を販売しています。
また、Amazonベストセラーに選ばれていることから、一定の信頼を集めていると言っても良いでしょう。
【アイリスオーヤマ】ウッディサークル
- 幅120×奥行80×高さ71cm
- 内寸サイズ:幅108.5×奥行68.5cm
- 入口サイズ:幅48.5×高さ57.5cm
- 安定感&頑丈さが非常に優秀
- 掃除が楽な構造
- 一回り小さいサイズもあるが、そちらは高さが不十分
恐らくですが、我が家で使用してきたものと同じモデルです。
とても頑丈で、まだまだ使える状態です。
先代犬で14年間使用しましたが、もう10年くらいはいけるんじゃない?という感じですね。
我が家で使用しているものはかれこれ17年くらい前の物なので、当時とはややモデルが異なるかもしれません。
安定度、丈夫さ、掃除のしやすさは引き継がれていると思います。
このシリーズはいくつかサイズがあるのですが、高さはこれがベストだと思います。
もう一回り小さいモデルだと、ちょっと低くて窮屈かな。
トイプードルは体高も結構ありますので、高さは余裕があった方が良いと思います。
別売りで屋根をつけることが出来、ジャンプでケージを飛び越えてしまうのを防ぐことが可能です。
屋根は別売りになります。
こちらのサイズは上記で紹介したケージに適合したサイズの屋根です。
異なるサイズのケージを購入される場合は、屋根の適合サイズをよくお確かめください。
ペティオ (Petio) ドッグルームサークル
- 幅 約136.5×奥行73×高さ70cm
- 本体重量:19kg
- トイレと寝床が別で清潔!
- 安定度高めな構造っぽい
- 少し重いかな?
最初にご紹介したアイリスオーヤマのケージよりもややお高めのものです。
ペティオも有名な会社なので、品質はある程度信頼できそう。
トイレと寝床が分けられている構造なので、清潔な状態を保ちやすくなりますね。
また、トイレトレーニングの一環にもなりそうです。
出入り口も2か所あります。
19kgというのがなかなか重い印象を受けますが、言い換えればずっしりとして安定度は高いということでしょうか。
サイズは問題なさそうな気がします。
我が家はケージを撤去しました
生後半年までに撤去
記事の冒頭で触れたように、実は私の家ではケージもう使用していません。
BBは一日中お部屋でフリーにしています。
我が家は私も同居の父も平日はフルタイムで仕事をしていますが、留守番中もフリーにしています。
それで大丈夫なの?
部屋を荒らされたりしない?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全然問題ありません。
良い子にしてくれています。
細かくは覚えていないのですが、確か生後4,5ヶ月辺りのときに撤去したのではないかと思います。
生後半年のときには完全フリーだったのを覚えていますので・・・
ケージ撤去の判断基準
人それぞれ考え方は違うと思いますが、個人的にはトイレトレーニングが完了しているかどうかを判断基準にしました。
ケージを撤去した頃にはBBは一人でもちゃんとトイレが出来るようになっていました。
ですから、もう自由にしても良いのかなと判断しました。
先代犬のらんは、私が初めて飼う犬でありしつけもなかなか上手く出来なかったため、完全フリーにするまでもっと時間がかかりました。
また、わりといたずらも酷かったので、なかなかケージフリーに踏み切れなかったのもありますね。
しつけが出来ていないうちは自由にさせると部屋を荒らすのはもちろん、触れてはいけないものに触れてケガをさせてしまう可能性もあります。
食べてはいけないものをうっかり食べてしまっても、留守番中だと飼い主も対応出来ません。
ですから、まずは短時間のケージフリーから始めて、大丈夫そうなら徐々にフリーの時間を増やすと良いと思います。
なぜケージを撤去したのか
留守番中に閉じ込めたくないから
そもそもなんでケージを撤去したのか?ということですが、これは単純にBBをケージの中に閉じ込めておきたくなかったからです。
平日の日中は誰もいないので、寝るくらいしかすることはないと思うのですが、それでもずっと狭いケージの中で過ごすというのは可愛そうだな・・・と。
ただ、しつけがちゃんと出来ていないうちは自由にさせてあげられないので、トイレトレーニングも毎日真剣に取り組みました。
犬を飼うのが2回目ということもあったと思いますが、やっぱり「失敗させない」という気持ちをしっかりもってトレーニングに向き合うと、成果が出るまでのスピードが違うなと思いました。
夏や冬などエアコンを使用している季節は場所によって風の当たり具合も違いますから、愛犬の好きな場所で寝られるのが一番良いと思っています。
フリーにしているとそれが可能になりますね。
ケージの中でトイレをしない
トイレトレーニングをしている最中に気が付いたのですが、BBはケージの中ではトイレをしません。
最初トイレトレーニングをするときに、トイレはケージの中に設置していました。
ところがなかなか行ってくれず・・・
ケージの中に入れてトイレをするのを待ったりもしましたが、閉じ込められている環境だとトイレしないことが判明。
思い切ってトイレを窓側へ移動したところ、覚えてくれました。
留守番中はどうしてもトイレをケージの中に入れないといけなかったので、仕方なくだと思いますがちゃんとトイレをしているときもありましたが、家族が帰宅するまで我慢していることが多かったです。
基本的にケージ内でするのを嫌がっていたので、早くフリーにしてあげられるようにしなきゃ、と感じていましたね。
一方、先代犬はケージの中にトイレと水を入れていて、日中はフリーにしているもののトイレの時はケージに行って用を足していました。
ですから、ケージの中で寝ることはしませんでしたが、ケージ自体は撤去せずに残していました。
今考えたら撤去すれば良かった。笑
フリーにしていても悪さをすることがないから
これは意外っちゃ意外だったのですが、BBは一人で留守番をしているときはあんまり悪さしないんですよね。
むしろ、人がいるときの方がいたずらは激しいです。
最初はコンビニに行くとき(10分くらい)にフリーにする、という短距離から始めたのですが案外大丈夫なことが判明したので、あるときから丸一日フリーデビューしました。
いたずらされそうなものは全部片付けておくということが大事ですね。
トイレと寝床を分けるべきか
BBを飼う前、トイレトレーニングについてはかなり調べました。
その中で、トイレトレーニングが上手くいかない理由の一つに「トイレと寝床が近すぎる」という理由があることを知りました。
犬はきれい好きだから、ということだったのですが、正直先代犬を見てもきれい好きな感じはしなかったし、最初は半信半疑でした。笑
それがBBを家に迎えて、本当にそうかもしれないなと思いました。
先代犬がケージでお留守番していた頃、よくトイレを荒らしてしまいケージ中がめちゃくちゃな状態になっていました。
それが本当に苦痛だったのでBBはそうならないようにと色々考えていましたが、結果としてケージ内でトイレをするのが嫌いな子だったので、助かりました。
トイレを覚えてしまえば必然的に寝床とトイレには距離が生まれます。
トイレを覚えておらず、ケージ内にベッドとトイレの両方を設置している間は、トイレを別で設置できるタイプのケージがオススメです。
(我が家の場合は先代犬のおさがりなので、一緒に置かざるを得なかった)
ケージの利用方法は人それぞれ
ここまでは留守番にフォーカスしたケージのお話をしてきました。
実際のところ、留守番以外でもケージの出番はあります。
人それぞれ使う場面は違いますので、状況に応じて利用すると良さそうです。
寝るとき
夜寝る時はケージの中へ入ってもらうスタイルです。
ちなみ我が家のBBは寝る時もフリーです。
BBはリビングで寝て、私は自室で寝るので別々で寝ています。
一緒の部屋で寝たいなー、でも同じ布団やベッドで寝るのは汚れが気になる…という方は、寝室にケージを設けてその中で寝てもらう方法があります。
来客時
部屋をウロウロして欲しくないとき、静かに出来るのであればケージで待っていてもらう方法がありますね。
ただ、出してくれーー!とやかましく吠える可能性もあるので注意しましょう。笑
休んでいて欲しい時
自由にさせるとついつい色々動き回ってしまうもの。
ちょっと休んでいてね、というときにもケージは使えます。
最近は在宅ワーカーも増えていると思いますが、みんなどうしているんだろう?
愛犬が手術した後など、安静にしておく必要があるときも使えると思います。
さいごに -ケージは武器にも防具にもなる
ケージ購入のポイントまとめ
- ジャンプで簡単に飛び越えられない高さ
- 寄りかかっても倒れない安定性
- 掃除のしやすい構造
- トイレと寝床が別々に出来るものだと尚良し
ケージは必要?不要?
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トイレトレーニングが終わっていない場合や、いたずらが激しい場合はケージの利用をおすすめ
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一人にしても大丈夫そうならケージフリーがおすすめ
愛犬をケージに閉じ込めるなんて虐待だ!という意見も多いです。
日中留守番させるなら尚更そう感じるでしょう。
確かに私もずっとケージに閉じ込めておくのは良くないことだと思います。
ですが、やって良い事と悪い事の分別がついていない内に好き勝手に動かれると危ないこともありますので、ケージで行動範囲を狭めることで無用な事故から愛犬を守ってあげることも出来ます。
だからこそ、我が家の場合は一人にしても大丈夫な状態になってからフリーにすることにしました。
最近は愛犬が快適に過ごせるようなケージも多いので、皆様の状況にあったものを選んでみてくださいね。