【獣医師監修】←これ多すぎない?理由を考察&獣医師に言いたいこと

「獣医師監修」とついた記事、あるいは商品。
最近結構見かけることが多くなった気がします。

「獣医師監修」という文字が入ることで、多くの飼い主からの信用を得ることが出来ます。
世の中の流れを見ると、獣医師も単にペットを診るだけが仕事ではなくなっているのかなぁと感じますね。
(あ、私はただの会社員です)

今回は大手ペット系メディアや獣医師との関係や、獣医師の働き方について飼い主として感じることを書きました。
やや批判的な意見がありますが、ご容赦くだされw

なぜ増える?「獣医師監修」の情報や商品

飼い主が求める質の向上

昔は安くて大量に入っているものがお得、という考えが強かったと思います。
情報でもとりあえずバンバン発信したもの勝ちでしたよね。
(そこは今でもそうっちゃそうですが)
あまり中身の精査はされておらず、高級なものを買う人は「お金持ち」か「ちょっと神経質な人」という見方もあったと思います。

でも今はどうでしょうか?
安くても品質が悪いものって買わないですよね。
ここ20年くらいでペットに関するデータも結構集まっていて、飼い主はどんどん情報に敏感になっているわけです。

例えばわんこのグッズなら、

自分が買おうとしている商品が愛犬にどんな影響を与えるのか。
それはどれくらい人気なのか。
安全性は誰が保証してくれているのか。

色々気になることだらけですよね。
私も特に食品は気を使っています。

他にも、

運動はどれくらいが適切なのか。
病気や怪我を起こす主たる要因は何なのか。
病院から処方される薬は安全なのか。

などなど。
愛犬が生まれてこの世を去るまでに関わるありとあらゆる情報について、出来るだけ詳しく把握したいのです。
しかも、その上は正しくきちんと証拠があるものでなければならない・・・と。。。

そこで獣医さんの出番ですね。
専門知識を活かし、何がわんこにとって良くて、何が悪いのか伝えることが出来ます。
「獣医師」という肩書きで十分信頼は勝ち取れますし、飼い主から見ても「獣医さんがそういうなら・・・」となりますし。

結局ペット系メディアが獣医師監修の記事をどんどん投稿しているのも、「獣医師監修」という言葉に飼い主が集まりやすくなるからだと思うんですよねー。
食品にしてもそう。
より愛犬にとってメリットのあるものを食べさせたい・・・
そこに「獣医師監修です!」と載っていると、獣医さんが保証するなら安心だね!となりますもんね。

↑まずは自分で為になる知識を身に付けたい方向け。
一般人向けのイヌ・ネコ医学書ってあんまりないですよね。
っていうか、むしろこれしかないかも。
おうちに一冊あって損はないです(^-^)

獣医師の働き方の多様化

もう一つの理由として考えられることが、獣医師の働き方の変化。
私は獣医ではないけれども、なんとなく流れを感じています。

なぜそういう変化が起きているのかというと私が考える理由は3つあって、

人間の労働環境の多様化
ペット市場の変化
動物病院の収益性

です。

1つ目の人間の労働環境は、ここ何年かでどんどん変わっていっていますよね。

「個人で稼ぐ力」の必要性に気付く人が増え、フリーランスの数も増加しています。
特に専門知識を持っている人は強いですよね。

そういう意味で、獣医師も単にペットを診る存在ではなくなっているのかな、と感じます。
獣医学の知識を活かしたコンサルや、記事の寄稿も出来ます。
(強みある人って良いよなー・・・)

2つ目のペット市場の変化ですが、これは獣医師にとって苦しい展開になっているんじゃないかと思います。

少子高齢化で人口減少。
根本的にペットを飼う人が減ります。
(今はまだ問題になるほどではないかもしれないけど)

動物販売の法律が厳しくなっており、一部ブリーダーは廃業に追い込まれています。

犬は対面でないと販売できないらしいですが、そうなると地方って損ですよね。
ただでさえ人口が減少が激しいから、地元で生体販売は継続しづらい。

だからと言って、子犬を欲しがる人が交通の便が良くない地方まで見学に来るかといったら、五分五分かと。。。

自分が連れて行くにせよ、楽なことではないですもんね・・・。

ブリーダーが減少したことにより、生まれる生体の数が減少。
その分、一頭の価格が上昇。
分割払いで飼う人もいますが、正直お金の余裕がなければ飼うのは難しいですよね。
コロナの影響もあって格差が広がる中、わんこや猫ちゃんを飼うのは容易ではありません・・・。
高いから飼えないー飼う人が減る要因になりそうです。

3つ目の動物病院の収益性ですが、こちらは簡単に言うと「動物病院増えすぎ問題」ですね。
私が住んでいるのは岡山ですが、それでもかなりの数の動物病院があります。

私は岡山市内に住んでいます。
会社までは12キロほどなのですが、たった20分ほどの距離に4件も動物病院があります。

会社の周りにも2件動物病院が・・・。
見るからに多すぎです。笑

そのうち1件だけ「繁盛してるなぁ~」と思う動物病院があります。
でも、他のところは言っちゃ悪いですが、いつもスッカラカン。
「よく潰れないよな」と思うような病院も多いです。

獣医師って収入がそれほど高くないようなので、雇われの身だとなかなかしんどいのかもしれません。
でも、素人が見ても動物病院は飽和状態な気がしますね・・・。
人口減少の流れに逆らっているので、何割かの病院は将来苦しくなりそう・・・。

だからこそ、専門知識を活かしたライティングの仕事や、その他商品の監修の仕事を選ぶ増獣医師が増えている可能性があります。

獣医師監修の問題点

本業儲かってますか?という疑問

獣医さんが監修してくれているなら安心ですね!と思いたいけど・・・
ぶっちゃけ怪しい部分もあると思います。
(すんまそw)

私がお世話になっているかかりつけの動物病院はかなり繁盛しており、いつ行っても忙しいです。
そういう病院は、わざわざ本業以外のことをするメリットってあんまりないと思うんですよ。
働き方の幅を広げたいと思う人って、今の働き方に何かしら疑問や不満があるケースが多いですよね。
・・・ってことは、情報や商品の監修をしている獣医さんも、何かしら本業について思うことがあるんじゃないかと考えています。

一番考えられるのは「儲かっていない」ですね。
言い方が直球過ぎて申し訳ないww

或いは独立したばかりで少しでも宣伝するためにやっている可能性もあります。

まぁ理由は何であれ、メディアへの寄稿や商品監修などをやれるくらい時間があるんだなーって思ってます。
やっぱり獣医師への信頼って、本業から始まると思うんです。
本業が上手くいっている先生って、つまりは経験も豊富ということですよね。
それだけ多くの病気や怪我に詳しいということ。
また、犬種による特徴なんかも詳しいと思います。

ですから、本業で余力があるから副業っぽいことをするのではなく、本業を極めて欲しいなというのが本音です。笑

違うならそれはそれで良いことなんですが、素人から見ればそう思われることもあるんだよって話です。

どこまで監修しているのか不透明

ペット系メディアへの記事監修の場合、ライティングは別の人がやっているケースが考えられます。
あらかじめ獣医師にちょっとヒアリングして、ライターが書いて、獣医師に見せる。
OKが出たらそれを「獣医師監修」として掲載する。

こんな感じですね。笑

記事を見てもらいやすくするために、「獣医師監修」というシールを貼ってるだけな感じも正直ありません??
なんか薄っぺらいなぁ、って思う記事も多いですし。

私の意見ですが、そんな安っぽい仕事を引き受けるくらいなら、自分でブログなりTwitterなり開設をして、自分の言葉で情報発信してもらいたいですね。

「先生個人」の考えが欲しい

独自の見解を求めてます

一部の獣医さんがYouTubeなどをやっているように、もっと獣医師には独自の意見を発信して欲しいですね。

ワクチンや治療、普段のお世話など、一般的に言われていることと獣医師の本音って違う部分もあると思うんです。

これについては飼い主の方が案外敏感だったりしますよね。
愛犬のために世の中の飼い主は一生懸命情報収集しています。

ですが、時には間違っている情報も転がっているわけです。
だからこそ、獣医師に何が正しくて何が間違いなのか、示してもらえると嬉しいのです。

「監修」だと、やっぱりブナンなところに落ち着いてしまう気がしますね。
大手メディアだと下手なことはかけませんから、薄っぺらい内容でも「獣医師が監修した事実が大事」って感じですから。

全ての人の働き方が多様化していく中で、より飼い主との距離が近い獣医師に人気が集まると思います。
表面的な「獣医師監修」ではなく、もっと独自の見解のある情報が広まって欲しいです。

さいごに -激しさを増すペット業界

トイプードルブラック

情報にしろ商品にしろ、最近の飼い主はより高品質なものを求めています。
ペットの数は減少しても、飼い主一人ひとりが求める基準値はどんどん上がっていくはず。
どうすれば世の中の飼い主に注目してもらえるのか、ペット業界も必死だと思います。
「獣医師監修」はその手段の一つですが、中身の無いものは正直いらないです。

飼い主も物事を見る目が年々鋭くなっていっているので、安いことをやっても長続きは難しそう。
飼い主巻き込み型のマーケティングが流行っていく中、獣医師も情報提供や商品への関わり方の変化が求められそうです。


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